「試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。(ルミネ)」
多くの女の子の共感を得ている(であろう)コピーで、僕も好きだ。
しかし過剰な自意識により試着室に入ったことのない僕は、
だれかを思い出そうにも思い出せない。
「ご試着されますか?」は「まさか似合うとでも思っているのか?」に聞こえてしまう。
では、僕はどこで思い出せば良いのだろう。ベットか。
「ベットで思い出したら・・・」だとコピーが台無しだ。全然素敵じゃない。
せめて本気の恋か、本気じゃない恋か見分けることはできないだろうか。
いちばん簡単なのは、女の子が丸坊主になった姿を想像してみるという方法だ。
デート当日、丸坊主でハチ公前にやってきた彼女を昨日と同じように好きでいられるか。
日頃ボブボブ言っている僕が、それでも好きでいられたら、
本気の恋ということになるのではなかろうか。
いや、ちょっと待て。本気じゃない恋ってなんだ。
僕は本気じゃない恋なんて上級テクニックを使う技量がそもそもない。
だからおそらく全部本気の恋だ。そういうことにしておこう。
そして恋がああだこうだ言う前に、素直に試着室に入ろう。
そうすればタルンタルンのシャツや寸足らずのズボンを買う心配もなくだろうし、
かわいい店員さんと仲良くなれるかもしれないじゃないかという話はまたの機会に。
0 件のコメント:
コメントを投稿