2011/06/26

トポリーノ

まばたきをしないので、その愛らしい瞳は乾燥し石化している

ひとつの表情しか持たないので、怒っていても泣いていても常にポーカーフェイス

特徴的な大きな耳は子どもたちの、あるいは子どもだった人たちの歓声を聞くためにある

声帯があるのかどうか不明だが、やわらかな声はどこか遠くから少し遅れて聞こえる

真っ白な手袋は触れるものを傷つけないためだろうか

1928年11月18日、日曜日のニューヨークにひっそりと生まれ

人々を楽しませることを生業としている彼は孤児だ

けれどたくさんの仲間がいるので、老いも哀しみも感じさせることはない

無垢な少年でも彼の内在する別人格をふと感じることがあるというが

誰だって別人格のひとつやふたつ持っているものだろう

彼は何人もいるという人がいるが

それは愛すべき対象があまりにも多いからだ

そんな彼の棲む国は、2001年に領土を拡大したらしい

より一層の活躍を祈るばかりだが、その国に僕はまだ行ったことがない

2011/06/25

泣きながら笑った彼女を見て、

僕は、笑いながら泣いた。

という一文からはじまる小説。

2011/06/23

予感

なにかがはじまる時のメールの楽しさは異様。

と後輩と盛り上がる。

咳の山

先週木曜日にタイ料理を食べて以来、咳がとまらない。

因果関係は、ない。

隣の昼ごはん

キーマカレー(ドイツ居酒屋ピラミッド・築地)

☆☆☆☆(☆4つで満点)

八分目の蝉

食べるのを腹八分目でやめることができるようになったら、

つぎはお酒も八分目の酔いかたでやめられるようになりたい。